キンダーガーテン参観でMrs.Barryはロングアイランド(NY)に在る、 長女が通うキンダーのクラスの大ベテランの先生。 次女が熱を出したために、父兄参観に出席できなかった私の為に,わざわざTELをして来て、 素敵な提案をしてくれたのです。 Mrs.Barry:「Mrs.○○○、この間の父兄参観に来れなかったでしょう? 特別に明日9時半の授業にご招待したいと思いますが、都合の程如何ですか?」 がっかりしていた長女は勿論、私も喜んで参加させて頂きました。 翌日の9時半、まずクラスルームに入るや否や、 子供達の人懐こい天真爛漫な笑顔に迎えられました。 Mrs.Barry:「さあ、Mrs.○○○に挨拶をしましょう!」 “Good morning,Mrs.○○○”という、 ちょっとかったるそうな子供達の声。 そして授業が始まりました。 早速子供達は先生に、 何故私だけが特別に参観しているのか質問をしていました。 その質問に先生は丁寧に説明をし、子供達が納得をした所で本題に入りました。 授業内容は、先生が子供達に本を読んで聞かせてから、その内容について色々質問をするといったものでしたが、 参観が終わるまで先生は、 ずーーーーーーーーーっと 子供達に、あーだ、こーだと注意をし通しだっだんです! 例えばこんな感じ。 “DAVID! 貴方はどうしていつも集中して話が聞けないの?” “よそ見をしない!” “鼻をほじるんじゃありません!” “NANCY&KIM! おしゃべりしたいんだったら、皆の邪魔になるからクラスから出て行きなさい!” “TIM! 話を聞くときは隣の人を見る必要は無いの!” “HANNA! どうして私に同じ事で何度も注意をされるの? 人の話を真剣に聞いているの?!” “そこの二人!くっつくなって言ってるでしょう! どうしてそれが解らないの? 信じられないわ!” “身体を揺ら揺らさせないの!” とまあ、挙げると限が無いんだけど、まるで大人に対して言うような言い方で、 細かい事まで一々休む暇も無く注意をしてるんです。 エイド(助手)の先生が2人いましたが、 こんなの先生は何十年とやってきているんだから、たいしたもんだと思いました。 でもちょっと口うるさすぎじゃないかって思ったんですが。... 呆気に取られている私の様子を察したのか、後で先生はこう説明してくれました。 「私が今こうして口うるさく叱るのは、 子供達がエレメンタリーに上がった時にすんなりと気持ち良く、 先生と子供達が授業に向かえる様にという配慮からなのです。 小学校の先生が、基本的な生活態度をいちいち注意しなくてはならないようでは、 肝心な授業の妨げにもなりますから。 だから私は今ここで、ビシビシ子供達を鍛えているのです。」 そうですよね、悪い芽は早いうちに摘めって言いますよね。 まだ小さいうちにビシビシやっておかないと、 将来大変な思いをするのは、子供達ですものね。 何だか先生の、とてつもない大きな愛情に感動してしまいました。 こんなに口うるさい先生なのに、 子供達にはMrs.Barryの愛情が、しっかり伝わっているんですね。 ジェンも含めて子供達は、Mrs.Barryが大好き。 休み時間や学校が終わったときなど、 Mrs.Barryのクラスへ先生にHUG をしに卒業生達が、引っ切り無しに訪れているんです。 素晴らしい先生に巡り会えて良かったね!JEN。 |